2007年2月23日金曜日

南米銀設立など合意 アルゼンチンとベネズエラ

 【メキシコ市=松島良尚】アルゼンチンのキルチネル大統領は二十、二十一日にベネズエラを訪問し、同国のチャベス大統領と南米銀行設立に向けた計画や経済協力などについて十七の覚書と協定を締結しました。両首脳は地域統合の前進を確認するとともに、南米諸国を分断しようとするブッシュ米政権の干渉を批判しました。
 キルチネル大統領は、域内諸国の戦略的計画に資金を融通する南米銀行の計画は統合プロセスへの重要な一歩だと強調。米政府がアルゼンチンなどに、中南米におけるベネズエラの影響力を弱めるよう求めていることについて、名指しはしないものの、「完全な誤りだ。両国民の統合に懸念する必要はない。家父長主義的な政策を終わらせよう」と批判しました。
 チャベス大統領も、「両国間に対立をつくりだそうとする帝国や特権支配層のたくらみは尽きることがない」と述べました。
 今回、両国は、双方の国債を組み合わせた二回目の「南米債」を十五億ドル(約千八百億円)発行することにも合意しました。さらに、ベネズエラはアルゼンチン債七億五千万ドルを購入。これまでの分とあわせ四十億ドル以上になります。
 経済協力は、農業や乳製品分野など多岐にわたります。アルゼンチンのエネルギー公社はベネズエラのオリノコ川流域の原油生産プロジェクトに参入しており、キルチネル大統領はその採掘記念式典に出席しました。
 両国間の貿易は、二〇〇三年以来約十倍になり、今年は十億ドルを突破する見通しです。

情報リンク:日本共産党中央委員会

0 件のコメント: