2007年2月21日水曜日

トルコで拡大するアクセサリー用の金需要

→参考できる外国株投資を見極める情報

■世界の金(ゴールド)需要が拡大している。2005年の金需要は3734.1トンと、04年に比べて6.8%の大幅増となった。2006年に入ってからは、金の国際価格が高騰していることもあって数量ベースの金需要は伸び悩んでいるが、金額ベースでは1~9月までの実績で前年比22.2%の高い伸びを記録した。金需要は、①アクセサリー用②投資用③工業用④歯科用の4つに大別されるが、これらのなかで最も大きいのはアクセサリー用であり、金需要全体の8割を占める。
 
■アクセサリー用の金消費が最も多い国はインドで、05年には世界各地で生産された金の21.5%がインドによって吸収された。以下、米国(12.9%)、中国(8.8%)、トルコ(7.2%)と続く。以下では、世界第4位のアクセサリー用金需要国トルコにおける金消費のトレンドを眺めてみたい。
 
■これまでのトルコの金消費の動向をみると、2004年頃から数量ベースの需要が大幅に増加している様子が分かる。直近の2005年は、前年比+5.9%増の248.4トンとなった。ポストBRICsの有力グループ「VISTA」の一角を占めるトルコでは、500年の歴史を誇るオスマントルコ帝国の時代から、国民の間で美しい金細工などアクセサリー用の金に対する根強い需要があった。またトルコは、昔から中東諸国向けの金の再輸出基地となっており、輸出向けの金の在庫も豊富にあった。
 
■近年では、蓄財の一手段として金を購入する人が増えている。とくに、2000年から2001年にかけて、トルコが未曾有の金融危機に見舞われた時期には、毎年50%を超える激しいインフレが続いたこともあって、インフレ・ヘッジを目的とした金需要が大幅に拡大した。自国の通貨リラを現金で保有していも、インフレによってすぐに価値が下がってしまうため、ある程度のお金がたまるとすぐに外貨や金に交換する人が多かったのである。
 
■2003年以降は、通貨価値の下落に歯止めがかかってきたことなどから、インフレ率が低下しており、インフレ・ヘッジを目的とした金の需要はそれほど大きく拡大しなくなった。その一方、経済成長によって国民の可処分所得が上昇したことから、中産階級などによるアクセサリー用の金需要が大きく拡大している。今後も、トルコ経済の高成長が続くことが見込まれるなか、アクセサリー用の金需要は金額ベースで拡大傾向で推移すると予測される。

情報リンク: Klug

トルコファンドを取り扱い証券会社
カブドットコム証券(手数料無料おすすめ!)
安藤証券
コスモ証券
イ・トレード証券

0 件のコメント: