2007年3月13日火曜日

損保ジャパン‐フォルティス・トルコ株式 2月次運用レポート

→参考できる外国株投資を見極める情報

2007年3月12日発行

2月のトルコ株式市場(イスタンブール・ナショナル100種指数)は、月初から1月相場を引き継ぐかたちで力強い上昇相場となりましたが、20日を境に大きく下落し、結局、月間騰落率は0.6%の上昇(現地通貨ベース)に留まりました。為替市場でも、質への逃避買いからリラ安が進行しました。米国経済のソフトランディング予想から、2008年の企業収益予想に対し楽観的な見方が広がり、投資家のリスク許容度が高まったことによるエマージング株式市場の好調を背景に、同指数は20日まで約7%以上の上昇を見せました。しかし、20日以降は一転して6%以上の大幅下落となりました。特に、中国の旧正月明け27日の中国株式市場の大幅下落を受けて、グローバル株式市場が連鎖的に下落したことから、トルコ株式市場も大幅下落しました。これまでの長期上昇相場に対し、利益確定を狙っていた投資家による中国株式下落を契機とした売りに加えて、米国景気の先行き鈍化を懸念する声が強まったことが今回の連鎖株安の背景にあると見られています。また、イランのウラン濃縮活動継続といった国連報告から中東情勢懸念が惹起され原油価格が上昇したことも、下落要因の一因と考えられています。

 株価急落の一方で、先月発表の経済指標は、12月の経常赤字が内需減速と商品価格下落により、前年同月比で55%の赤字幅減少となり、更に、10-12月期の失業率は前年同期の10.6%から9.6%に低下するなど、若干の上昇を見せた1月インフレ率以外は概ね、トルコ経済が相変わらず好調
であることを示唆していました。

今後は、グローバル経済の減速懸念と中東情勢懸念などの悪材料が予想されます。従って、今般の中国株式下落による株安と同様に、これら懸念
が浮上すると、投資家のリスク回避動向から、短期的にはエマージング市場では下落局面となることが予想されます。しかしながら、トルコの経済ファンダ
メンタルズが好調であることから、引き続き、長期的には上昇相場を予想しています。

ファンドのパフォーマンス 過去一週間  +0.22%

情報リンク:損保ジャパン・アセット

(データはすべて2007年2月28日のもの)

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