世界の企業が注目するベトナムの魅力
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世界の投資家がその潜在力の大きさに注目するベトナム。コンサルティング会社East West Associates(EWA)のAlex Bryant会長はレポート「Vietnam:Asian alternative to China」でベトナムの競争力について述べている。
昨年ベトナムが誘致した外国投資は102億ドル。優遇政策、優秀な人材、中国でのコスト上昇などを背景に外国投資は加速、米国企業は現在ベトナ ムを、輸出向け生産・物流・サービス拠点と位置付けている。最近ではホーチミン市におけるIntelの10億ドル投資もあり、これがハイテク分野の投資誘 致に追い風となることが期待される。
米国のベトナムに対する恒久的最恵国待遇(PNTR)付与、世界貿易機関(WTO)加盟やアジア太平洋経済協力会議(APEC)開催など、ベトナムはこの2年で経済的に確かな成功を収めたといえるだろう.外国投資については解決すべき問題も多いが、レポートはベトナムでの生産拠点設立の優位性について述べている。
アジア各国に比べ、ベトナムの賃金は低い。工場労働者の月給は平均200ドル、管理職や技術者でも1,500ドル、週48時間労働を採用し、政府規定の社会保険費用は賃金の25%。一方、中国では週40時間労働、社会保険費用は50~60%である。 ベトナムの労働者の教育水準は高く、積極的な労働精神を持つ。労働者の平均年齢は24歳、年々高い英語力を身につける者が増えている。現在の経済水準は、中国の10~12年前と同等だが、ベトナムの政治家は中国の経験をすでに心得ている。
政府は強力な事業所得税優遇策を実行した。利益発生から4年間は免税、続く7年間は50%減税、この税率が最大15年間適用されることもある。 Gannon PacificグループCEO・Charlie Blocker氏は、「ベトナムの税優遇率はアジア最高で、企業は収益増への確かな手ごたえを実感している」と話す。 外国投資誘致促進のため、インフラ整備が急ピッチで進められており、電力、水道、港湾サービス、通信といった分野へ多くの融資や支援がなされて いる。2年前、ベトナムはインフラ整備にGDPの10%を投じた。2012年には深い水深を持つ港と海運に関するインフラ整備を終え、これにより強い競争 力を持つこととなりASEANや中国、北米向けの生産・輸出網を築く投資家はより利便性が高まるだろう。
WTO規定の導入とともに、政府は知的財産権や投資家保護の法律を公布している。外国投資家に関係する裁判制度は改善され、法律の具体化により、投資活動がよりスムーズにできるようにした。 昨年、政府は投資法の施行細則を規定した政令を公布、国会でも投資家に対する法的枠組みを整える多数の法律を採択している。証券法、技術移転法、知的財産法、労働法(改正)などが主で、その中にはストライキについての新規定も盛り込まれている。
計画投資省によると、昨年56億8,000万ドルが全国の輸出加工区・工業団地に投じられた。この額は前年と比較して2倍である。なかでもBa Ria-Vung Tau省、Binh Duong省、Dong Nai省、ホーチミン市が多く計213プロジェクトを誘致、登録投資額は25億8,000万ドル、全国の輸出加工区・工業団地の60%を占めている。
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