拡大する:中南米のテレビ広告市場:電通もアルゼンチン、ブラジルに参入
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ポストBRICsの有力グループVISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ共和国、トルコ、アルゼンチン)の一角を占めるアルゼンチンでは、同軸ケーブルや光ファイバーを使ったネットワークによるケーブルテレビ(CATV)が非常に発達しています。
アルゼンチンにおけるケーブルテレビの加入世帯数は、2004年時点で590万世帯と、ブラジル(235・8万世帯)を抜いて南米で最大となっています。
《ケーブルテレビ大国 アルゼンチン》
ケーブルテレビに加入している世帯が全世帯に占める比率は58・4%と、過半の家庭がケーブルテレビに加入している計算になります。アルゼンチンは世界でも有数のケーブルテレビ大国と言えるでしょう。
チャンネルの数も多く、南米だけでなく、欧州や米国など世界各国の番組を視聴することができます。首都ブエノスアイレスなどの大都市部では、ケーブルテレ ビで約70ものチャンネルを視聴することができるそうです。アルゼンチンのケーブルテレビでは、スポーツ番組(特にサッカー関連の番組)が充実していると いう特徴があります。
かつて、アルゼンチンには2000近くのケーブルテレビ局がありましたが、近年では、規制緩和が進み、競争が激化 する中で淘汰が進んでいます。アルゼンチンは1991年に米国と相互投資貿易協定を結んでおり、これに伴い、1990年代に入ってメディア産業に米国企業 が積極的に参入するようになってきました。
1990年代における、アルゼンチンの有力ケーブルテレビ局は、米国のテレ・コミュニケー ションズ(TCC)が出資する「ケーブル・ビジョン」と、アルゼンチンの国内のメディア大手クラリンが出資する「マルチカナル」、そして、米国のタイム・ ワーナーが出資する「VCC(VIDEO Cable Communication)」でした。
しかし、90年代後半以降は、この有力 3局を巡って大きな動きが出てきています。まず、1998年には、「VCC」が「ケーブル・ビジョン」と「マルチカナル」に買収されました。そして、 2006年9月には、アルゼンチンのクラリンと米国のフィンテック(Fintech)が共同で「ケーブル・ビジョン」と「マルチカナル」の経営権を取得し ました。「ケーブル・ビジョン」と「マルチカナル」を合わせたケーブルテレビ加入者数は240万世帯にも達します。
情報リンク:Sao Paolo 新聞
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