米金融危機、ベトナム企業も準備必要
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アメリカの金融危機がベトナム経済に影響しないというのは、非常に純粋で主観的な意見だ。世界は近々起こるだろう変化を憂慮しており、何が起こるかを正確に予想することは誰もできない。
ベトナム企業は、この危機がもたらす悪影響へ対処する準備が必要だ。これは大手企業クラブ(LBC)が集まって開催した会議での経済専門家の認識だ。
IDS発展研究院のNguyen Quang A院長は、アメリカの金融危機は間違いなくベトナムに少なくない影響を与えるとしている。心理面として先日、ベトナム証券市場は敏感にアメリカと世界の動 きに反応した。VN-Indexは急落し米政府が金融市場救済のため7,000億ドルを支出することを発表し、世界の証券市場が上昇した後にやっと上がっ た。金もアメリカの財政状況の変化の度に上下した。
ベトナムの金融システムは初期的なもので、アメリカのようにデリバリティブ商品がまだ多くないため、サブプライムローン問題に端を発した連鎖的 な破綻に陥るようなことはない。Quang A院長はこれを、ベトナムにとっての「ひとつの幸運」と言う。しかしその他の多くの国同様、米国債を購入し1~2%という低い金利でアメリカに融資をして いる。
アメリカの資金源が引き締められた場合、ベトナムも銀行が影響を受け、商業融資がさらに困難な状況になる。ODAによる開発援助融資も減る可能 性があり、さらには外国直接投資も企業が資本にアプローチできなければ減少することが考えられる。国際収支のバランスを保つのに重要な役割を果たす越僑か らの送金も減るかもしれない。
米経済が停滞し、消費が縮小すればベトナムの輸出企業は直接の影響を受ける。現在貿易業者は状況を追い、対策を模索している。水産物輸出企業は すぐに対策会議を開いた。金融危機の強い影響を受けたアメリカもヨーロッパも日本も、ベトナムの主要な輸出市場だ。Quang A院長は、輸出を継続して促進すること、新しい市場を見つけることと同時に、自ら救済策を探し、人口8,000万を超える国内市場を開拓するべきとしてい る。
ベトナム企業は、中国製品との競争を心配している。中国はアメリカ市場へ強く依存しており、その市場が縮小すれば、ベトナムなどに製品が流れて くる可能性がある。Quang A院長は「世界の金融が複雑に動くなかで慎重に状況を見極めることが必要」と話す。政府が財政、証券、不動産、銀行市場の管理を強化するなかで、企業も準 備をしなければならない。
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