2008年10月10日金曜日

アジア通貨動向(9日)=上昇、ルピアやペソが反発

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9日のアジア通貨市場では、韓国ウォン、インドネシアルピア、フィリピンペソが反発している。
 前日の欧米主要中央銀行の協調利下げを受け、ユーロや高金利通貨が買われていることが背景。
 韓国銀行(中央銀行)はこの日、利下げを発表。市場関係者によると、中銀は利下げ発表後に大規模な為替介入を実施したもよう。
 ウォンは10年半ぶり安値の1米ドル=1485ウォン付近から8%上昇している。
 この日は株価の上昇に伴い、ユーロや豪ドルなどが上昇。アジア通貨のノンデリバラブル・フォワード(NDF)も値上がりしている。
 インドネシアルピアは、NDF1カ月物が1米ドル=1万0100ルピアから9910ルピアに上昇。ルピアが今後1カ月で約5%下落するとの見方を織り込んでいる。
 ルピアのスポットレートは9625ルピアから9590ルピアに上昇。
 シンガポールドルは1米ドル=1.4685シンガポールドル付近で小動き。10日のシンガポール金融管理局の金融・為替政策決定が待たれている。市場では、現行の緩やかな引き締め政策が緩和されるとの見方が多い。
 マレーシアリンギは13カ月ぶり安値となる1米ドル=3.5080リンギ、フィリピンペソは1米ドル=47.80ペソの安値から0.5%反発。
 ただ、米連邦準備理事会(FRB)や中国、欧州の主要中銀による協調利下げにもかかわらず、アジア市場のドル調達コストは依然高水準で、翌日物ドル金利は7%まで上昇した。
 アナリストはまた、世界信用危機の影響が後退する兆しがみえないなか、リスク資産の中期的な見通しについて慎重姿勢を崩していない。
 バークレイズ銀行のアジア戦略部門責任者、ピーター・レッドワード氏は「米ドル/アジア通貨は引き続き上昇するだろう」と指摘。ポジション解消やアジアの経常収支悪化を受け、アジア通貨に対する下落圧力は今後も高まるとし、「高リスク資産は引き続き売られるため、米ドル買いを推奨する」と述べた。

情報リンク:ロイター

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