2007年4月5日木曜日

活況を呈するトルコの株式市場

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トルコ共和国のイスタンブール証券取引所(ISE)は1985年12月に設立され、1986年1月3日から本格的な取引を開始した。イスタンブール証券取引所は、1989年に外国人投資家の証券売買を自由化しており(キャピタルゲインに対する課税の撤廃、配当収入の送金自由化)、外国人投資家に対してマーケットが広く開放されている。

91年には電算システムの整備に取り掛かり、93年末から電算機を使った株式の売買が可能になった。現在では上場している全銘柄が電算機によって売買されている。

イスタンブール証券取引所が設立された当初は上場企業数が80社であったが、民営化が進められるなかで、上場企業数は年々増加傾向にあり、2007年3月末時点では316社に上る。イスタンブール証券取引所に上場する企業の時価総額も拡大傾向にあり、設立当初の9.4億ドルから、2007年3月末時点では1864.9億ドルと、約200倍の規模へと膨らんだ。イスタンブール証券取引所の代表的な株価指数はNational100指数である。同指数の最近の推移をみると、トルコのマクロ経済が好調に推移していることを反映して上昇傾向にあることが分かる。

トルコの株価は、他の新興国と同様、外国からの資金の流出入によって乱高下しやすいという特徴がある。イスタンブール証券取引所の時価総額は拡大しているが、それでも日本の東京証券取引所の時価総額(2007年3月末時点で4兆7697億ドル)の4%程度にすぎず、市場に厚みがない。短期的にはトルコ経済のファンダメンタルズから乖離して株価が乱高下することもあるが、中長期的にはトルコ経済の実力を反映する形で強い上昇トレンドで推移することになるだろう。

トルコの株価は中長期の視点でみた場合に上昇余地が非常に大きい。トルコ株を中長期で保有することを前提とした場合、株価はどこまで上昇していくのか。いくつかの前提条件をおいてシミュレーションをすると、National100指数は2007年から2050年までの中長期のトレンドで上昇傾向をたどることになる。とくに経済成長が加速する2020年以降の株価の上昇が著しい。さらにトルコ株をNaional100指数のインデックスで中長期にわたって保有した場合、保有期間によって株価が何倍になるかを計算すると、保有期間が20年の場合、株価は06年対比で8.3倍になる。また30年の場合には18.9倍に、40年に及ぶ場合には26.7倍になる。トルコ株に投資をする場合、短期的には大きな変動が生じる可能性があるが、中長期のスタンスで臨む場合には、先進国への株式投資に比べてかなりのハイリターンが期待できるといえるだろう。

情報リンク:KLUGグループ

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1 件のコメント:

門倉貴史 さんのコメント...

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BRICs経済研究所 代表 門倉貴史